【感想】『桜井政博のゲームについて思うこと Think about the Video games ―』(2005,桜井政博)

本書は『星のカービィ』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』の生みの親、桜井政博氏の『ファミ通』に掲載されたコラムをまとめたものです。
テーマはもちろんゲーム

一人でも多くの人にゲームを楽しんでもらいたい!という気持ちが端々に感じられました。
とにかくプレイしてくれた人を不快にしてはいけない、と。

ゲームの面白さの仕組みについても言及しています。
「勝ちと負け」「ほめてやれ!」「アクションとリアクション」らへんが特に参考になりました。
また「ムービーは必要なのか!?」や「あなたはCランクです」で展開される問題提起は新鮮でした。

今後のゲーム業界についても少々悲観的に語っています。

文章は茶目っ気があり、かわいくて読みやすかったです。

信念を持ってゲーム制作に取り組んでいる職人さんの思想をちょっと垣間見れました。
またいつか読み直します。