外山恒一はただの泡沫候補じゃなかった
衝撃の政見放送
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この人を語るにはまずこの動画を貼らないことには話が進まない。そこそこネットを歩いたことがある人は一度は観たことがあるであろうという政見放送である。この独特の声・喋り方、その危なげな雰囲気に「ただものではない」と思った人も多いだろう。
政治活動家
外山恒一氏は政見放送でも政府転覆や民主主義批判を述べているように、アナーキストであり、ファシストであり、マルクス主義者である。
なにやら危なそうなものが並んでいるが、普通に政治活動、言論活動、文筆活動をしている人のようである。著作も何冊かあるようだ。
活動の拠点は九州のようで、定期的に全国でトークライブもやっているらしい。政見放送の時とキャラや声が違って面白い。
上の記事にもあるように、周到なセルフブランディングの手段としての都知事選立候補だったようだ。
おもしろいホームページ
ネット上の拠点は外山恒一と我々団にて。外山恒一氏の思想信条、活動方針が記されていておもしろいので一見の価値あり。
やはり最終的にはファシスト党の一党独裁が理想と考えているようだ。また、昨今の学生運動が下火になっていることに問題意識を持っているようで、学生運動の復活も我々団の目的の一つのようだ。
安保闘争や全共闘などネガティブなイメージがある「学生運動」だが、学生が政治に問題意識を持って集まりを作り語り合う、ということ自体はもう少し広まってもいいと私も思う。
ちなみにSEALDSへの評価は低い。
シールズについて、私が「何事も経験」というただ一点で好意的に注目しつつ、しかし現時点ではまったく評価していない理由も、07年の鴻上尚史の芝居「僕たちの好きだった革命」に対する私の批評http://t.co/n79rOQBjQw を読めば(少なくともおぼろげには)分かるはずだ。
— 外山恒一 (@toyamakoichi) 2015, 8月 12
私の思想とは相容れないが、すかしたノンポリよりよっぽどおもしろい人物だと思った。これからも遠巻きに活動を見守っていきたい。
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