『みにくいアヒルの子』の2つの問題点
タイトルでミスリードを誘う発想
タイトルの付け方が良くない。「アヒルの子」とタイトルですでに言及しているにも関わらず、オチが「アヒルじゃありませんでした!」ってどういうことだ。
今からでも遅くないのでコピーライターが考えなおしたほうが良いんじゃなかろうか。
ハクチョウ>アヒルという前提
なんだかアヒルの世界だけが排他的であるように描かれるのはハクチョウに対してアヒルを軽視していると言わざるを得ない。もしハクチョウの群れの中にアヒルの子が紛れ込んでいたら、ハクチョウもアヒルの子をいじめただろう。
また、ハクチョウはアヒルよりも美しい、格が高いという前提があるような気がする。美醜によって判断することを子供に植え付けることになりかねないのではないか。
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それにしてもこの↓本の表紙、ものすげえネタバレじゃない?
- 作者: ハンス・クリスチャンアンデルセン,角野栄子,ロバートイングペン,Hans Christian Andersen,Robert Ingpen
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/08
- メディア: 大型本
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