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『四間飛車の急所1』(藤井猛,2003)―四間飛車の歴史

四間飛車の急所〈1〉 (最強将棋21)

四間飛車の急所〈1〉 (最強将棋21)

概要

 四間飛車vs居飛車の定跡の歴史藤井猛が解説する。

目次

第1章 基本図をめぐるダイナミズム ― 5七銀左戦法の急所
第2章 四間飛車は〈矢倉化〉するか ― 居飛車穴熊の急所
第3章 単独では生き残れない ― 右4六銀戦法の急所
第4章 なぜ主流の座を譲ったのか ― 5筋位取りの急所
第5章 この局面をどう見るか ― 玉頭位取りの急所
第6章 手順を尽くすということ ― 左美濃の急所
第7章 最新最強の布陣 ― 棒銀の急所
第8章 基本形のセンス ― 右四間飛車の急所
第9章 新世紀のシステム対策 ― ミレニアムの急所

総評

 四間飛車の定跡の進化を現代四間飛車の第一人者である藤井猛が解説している名著。

 5七銀左戦法(第1章)や居飛車穴熊(第2章)では、現代の基本図に至るまでの道程、水面下の変化を紹介している。今では当たり前の手順の意味を紐解いていく。

 その他戦法(5筋位取り、玉頭位取り、右四間飛車、ミレニアム)に関しては2003年以降ほとんど定跡が進化していないため、実質最新の対策が紹介されているといえる
 これを読むと玉頭位取りはかなり有力(厄介)な戦法であることがわかる。

 四間飛車という戦法のステマティックさを垣間見ることができる名著。四間党は読んでるだけでワクワクすると思う。

 2003年発行のため今となっては少し古い、また藤井システムに関してはほぼ載っていないことは留意しておくべきかと思う。