『力がつく最新詰将棋200題』(原田泰夫,1994)ー原田の詰将棋
- 作者: 原田泰夫
- 出版社/メーカー: 梧桐書院
- 発売日: 1994/11
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る
概要
原田泰夫作の詰将棋200題が掲載されている。手数は7手~17手。
俗手が光る実戦型詰将棋
原田泰夫の詰将棋本は何冊か出版されているが、手数が長い且つ手数にバラつきが有り、ハンドブックシリーズなどが人気のご時世にはマッチしてないようにも思える。しかしなかなかいい本であった。
実戦型詰将棋と銘打っているだけあって、大駒の不成や打ち歩がテーマの問題はほとんどなく、意地悪な中合い問題などもちろんない。それこそハンドブックシリーズなどで培った詰将棋の力を発揮できれば、難しい問題は少ない。
『5手詰ハンドブック』がスラスラ解けるなら十分読破できると思う。
二桁以上の手数の詰将棋を解くと、良いトレーニングになるし、なにより自信になる。それが大事である。
kindle版が出ているのも嬉しい。ハンドブックシリーズ卒業後の選択肢にどうだろうか。