矢倉5手目▲7七銀に対する陽動振り飛車
真面目なタイトルですが日記的な記事です。
私は受け将棋の振り飛車党なのですが、裏芸的にカニカニ銀を指したりします。カニカニ銀とは矢倉のオープニングから始まる攻めっ気120%の戦法で、息抜きにはモッテコイなのです。
そんな付け焼き刃的に居飛車を指していると、困ったことが起きます。陽動振り飛車です。本題に入ります。
初手より
▲7六歩△8四歩▲6八銀△3四歩▲7七銀
カニカニ銀を指すなら▲7七銀は当然の一手。加藤一二三先生も愛用している由緒正しい指し方です。ここから3手で景色が変わります。
以下
△3三角!▲4八銀△2二飛!
あら不思議、すでに先手を持って指したくない。
…のは私だけなのでしょうか。
この後どうやって駒組みをすればよいかわかりません。漫然と組み進めると△8四歩がマイナスにならないんですよね。しかも振り飛車は△4三銀と△5三銀を選べますし、△4二銀で様子を見てもいい。矢倉を組む気にはならないし、そうすると▲6八銀と引くことになるのかなあ。
とにかくこの宿題を終わらすまでカニカニ銀は一旦封印となりそうです。
追記(2016/02/21)
8手目△2二飛以下
▲3六歩 △4二銀 ▲3七銀 △6二玉
▲7九角 △7二銀 ▲8八飛
ちょんまげの歩を狙いにいく構想があるようです。対△3三角戦法の応用ですね。▲7九角に代えて▲7八飛も有力だと思います。
これでカニカニ銀が指せる!
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